ドメインを物質に!ありがちな業者トラブル

 

サイト制作を人任せにすると、トラブル時にドメインが物質にされる!?

WordPressを業者に制作や更新を依頼して作成しようとする人も少なくないでしょう。

が、業者にドメインやサーバーをおまかせにすることは少し気をつけてください。

私自身も昔経験がありますが、最近、知人が困り果てたのが、サイト制作業者とのトラブルです。
それは、ドメインを物質(ものじち)にされるというものでした。

個人を含め適当な業者に依頼すると、Webサイトのドメインやサーバーは、だいだい先方の範疇で管理します。

それは、更新契約をして、この先も管理していくからに過ぎないのですが、実はこれは結構危険なのです。

ドメイン差し押さえが金銭トラブル解消の格好の餌

私が経験した実際のトラブルは、随分と前ですが、個人のサーバー業者との間で発生しました。

当時、Webサイトのサーバーを借りていて、毎月1万円のサーバー管理費(2000年代は一般的)を払っていました。また、co.jpドメインの管理もお願いしていました。3年ぐらい借りていたのですが、時代が変わって、ロリポップなど、使いやすいサーバーが出てきたから、解約しようと思ったのです。

ただ、問題は、サーバーを契約して1年間は毎月代金の請求書が届き、年度末には更新するかどうか、ときちんと問い合わせてくれていたのですが、あるときから、請求書がまったく来なくなったことでした。

当時は私は会社経営でしたので、経理担当がちゃんといて、請求書が届いたら支払うことを徹底していましたから、そんままサーバー代は支払れわなかったのです。

ずっと気になっていましたが、次の年の更新月になっても連絡もない。で、入金されたしないに対して、向こうから何か言ってくるかと思っても、何も言ってこないで、ずっとサーバーは使える状態でした。

それで、気持ち悪かったので、次の年度末で解約を申し出たのです。それに、サーバー管理費は月1万円なんてのは、すでに高額すぎる時代になっていて、レンタルサーバー月数百円~1000円の時代に突入したからです。

 

そしたら、「解約をすることはいいが、今までの未払いを一括で支払え」と来ました。

いやあ、そう言われても、2年分ぐらいだから24万円?

そんなのいきなり一括で支払うのはかなりキツイ状態だったので、こちらが、そちらも請求や更新の有無の確認を怠っていたのだから、それはないだろう、せめて分割にしてくれないか、と伝えたら、なんかめっちゃ怒ってきて、1週間以内に支払わなければ、サイトも削除するし、ドメインも返却しない、と言ってきたのです。

相手は、個人でサーバーレンタルを1していた人。

私は、それはおかしい、そちらの怠慢を棚にあげるな!支払わないとは言っていないだから、融通をきかせてくれ、と申し出ました。

しかし、相手は一週間以内の一括入金しか受け付けないと言い張りました。

そして、支払わなかったら、本当に、コーポレートサイトを削除したのです!

話はできないし、ドメインも返却してくれないので、どうしたものかと思いました。

相手が支払督促でも送ってくればいいのに、私が逆裁判を起こすことに

もちろん、使ったものは支払う義務はありますが、無い袖は振れません。

こちらは、支払わない、と言っているわけではなく、分割をお願いしているのだから、多少なりとも分割してくれれば、問題なく支払えたのです。

で、結局、ラチがあかなかったので弁護士に相談しました。

すると、こちらが対応策を尋ねているのに、Webサイトを契約が終わったからと言って削除したことや、ドメインを差し押さえていることで業務妨害になっていることを理由に、逆に損害賠償を起こしたらどうだ、とアドバイスを受けました。

たしかに、サイトが無くなったことでそこからの仕事が取れなくなりましたし、新しいサイトを作ったことを告知する暇もなく削除されましたから、そういった部分でも業務妨害になると言うのです。

しかも、そのやりとりで3ヶ月ぐらいたっていましたからね。

最初は、内容証明を送りしましたが反応がなかったので、本当に訴訟を起こしました。

本来は、向こうが金払えって訴訟を起こしたっていいぐらいなんですけどね。

結果は、和解です。名古屋に引っ越してすぐのことでしたが、名古屋で申し立てて、相手は茨城だったので、そちら移送されました。だからわざわざ茨城まで裁判のために出向いたのです。

なんでこんな大きな問題になったんだろうと思いましたわ。

 

で、結局、損害賠償額とサーバーの利用代金を相殺したかったわけですが、裁判官は、ITのことぜんぜん理解しない。

ドメインが差し押さえられていることでの業務妨害もなにやら理解できないご様子。

和解してドメインが戻る

それで、「痴話ゲンカでしょう。使ったものは支払わないかん」とまとめ始めました。

もちろん、それはわかっています。で、相手に対しても、支払の相談をしてきているのに拒否していることに対してそれはいかん、と言っていました。

結局、毎月1万円の24回払いで話がまとまりました。

不満はあったけれども、「このまま最高裁にいきますか?あなた茨城までそのたびに来ないといけないから、もったいないでしょ?」と裁判官に言われてしょうがなく諦めました。

まあでも、それでドメインは戻ってきました。

裁判は時間とエネルギーの無駄。金銭のやりとりはクリアに!

結局、人任せは怖いということを悟りました。

同時に、裁判なんて時間とエネルギーの無駄だし、自分の思う通りには解決しないものなのだなあ、と悟りました。

請求書が来なくなった段階で、早いところ、請求書出してくれと言って入ればよかったのですが、それを放置した私もいけない。

やはり、お金が発生する金銭のやりとりは、相手に不備があってもきちんとやらなければならないと思いましたね。

結局、茨城までの交通費を含め、裁判のために費やした時間を考えると、高い勉強代となりました。

意外に多い、ドメイン人質!

また、最近、知人の会社が同様なトラブルを起こしていて、そこでもまた「一括払い」。

やはり、請求もないし、集金にもこないし、というやつです。

それも、ドメインが人質です。

ただ、知人はすぐにお金を払いました。6万円ぐらいでそんなに多額ではありません。

ところが、入金した先の会社が乗っ取られていて、そっちの口座にお金が行ってしまったそう。それで、差し戻しを依頼しても入金されないので、相手は、その会社に督促して、裁判を起こせということを条件に、ドメインを返却するというのだそうです。

それって、支払うといったときに、銀行口座をこっちにしてくれ、と言わなかった相手が悪いし、そもそも乗っ取られた方も悪いわけで、その処理は自分でやるべきことだと思うのですが、ドメインを物質にして、そういった対応もやらせるってのは、嫌がらせですかね。

ドメイン管理は自分、自社で!

結局、ドメインは、ただのネット上の住所じゃなくて、所有者にとっては大切なものです。

そのドメインで検索エンジンにもスクロールされてるわけですし、ずっと運営していれば検索対応もされてきているわけですから、それが無くなるということは、そういった蓄積したネット上の一種の信頼も失ってしまうわけですね。

こういったことからも、業者にホームページ制作を依頼するときは気をつけてください。

少なくともドメイン管理は自分でできる体制をとれるようにしましょう。

私のWordPress講座では、ドメイン、サーバー設定の代行もやりますけれども、それは、常に新しくお客様のIDを取得して代行します。

設定が終わったら、IDとパスワードをお返しして、お客様の管理下の元でドメインとサーバーを管理してもらっていますから、安心してください。

投稿者プロフィール

sobaco
sobaco文章で魅力表現コンサルタント
ITテクニカルライター、IT講師業などの経験と実績を活かし、2013年に電子書籍出版でんでんむし出版を設立。本の企画とコンテンツを作る部分を支援することを得意とし、本の執筆支援コンサルティングを行う。
2018年を迎える今の時代に求められるWeb戦略のターゲット戦略やコンテンツの絞り方などは、本の出版での考え方や見せ方がほとんど共通していることから、ビジネスユーザー向けに、本格的にWordPressを使った魅力発信を支援するために、教室体制を作った。特に、形のないビジネスを展開する人の情報発信におすすめ。文章であなたをデザインしてみませんか?

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